『看板ができるまで』
2026/08/21
『看板ができるまで』
車を運転してたらカーナビが
『200m先、〇〇(交差点名)を先頭に400m渋滞しています』
じゃあもぅ渋滞にハマってんじゃん!
毎度ありがとうございます。
カレーとライス 与平です。
もぅ看板はご覧になっていただけましたでしょうか?
今となっては何もない空き地に看板が立ってる極ありふれた光景ですが、元はコチラの敷地には雑草が生い茂っておりまして。
所有者様より
「8月になったら手が空くので雑草処理するから、もし看板設置がソレより早いようなら、申し訳ないけど看板周辺の草だけ処理してもらえませんか?」
とお心遣いいただいてしまいまして。
コチラの都合の良いところだけをってのはあまりにも筋が通っていないので、
「いえ、雑草はボクに処理させてください!」
と、頼まれてもいないのに開店前の2,3時間を使って雑草処理スタート。
ご近所ではちょっと話題の雑草処理おじさんになりました。
完了後にご来店いただいたご近所様には労いのお言葉を頂戴してしまいました。
ありがとうございます🙇♂️
そしてお騒がせいたしました🙇♂️
そしてそして、R406向かい側のBoHz japan 齋藤社長(@bohz01 )が草がなくなっていく過程を撮影し、物語にしてくださいましたので、せっかくなので紹介させていただきます。
齋藤社長、ありがとうございます🙇♂️
更には毎日ワタクシがぶっ倒れてないか見守ってくださりありがとうございました🙇♂️
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空き地が静かにざわめいた。
風ではない。草だ。
何年も放置され、陽と雨を吸い続けたその草たちは、もはや“雑草”という可愛い呼び名では足りない。
絡み合い、伸び上がり、影を落とし、そこは 近所の禁断のジャングル と化していた。
誰も近づかない。
犬も避ける。
子どもたちは「絶対に入っちゃダメなところ」と噂した。
大人たちは「まあ、そのうち誰かが…」と視線をそらした。
そんなある日――。
そのジャングルの前に、ひとりの影が立った。
長い髪を縛り、軍手を装備し、腰には草刈り用の小さな武器。
その姿はまるで 未開の地に挑む勇者。
空き地の草たちはざわめく。
「来たぞ…」
「ついに…」
「人間が…!」
勇者は一歩踏み出す。
足元の草が、膝まである。
まるで足を絡め取ろうとするかのように、しなり、揺れ、抵抗する。
しかし勇者は怯まない。
草をむしるたび、
“ブチッ”
と小さな断末魔が響く。
その音は、戦場の音だった。
朝の光の中、勇者は黙々と戦い続けた。
汗が額を伝い、軍手は土で黒く染まり、
腕は疲労で震えながらも、
草の群れに立ち向かい続けた。
そして――
午後には、空き地の片隅が陽の光を取り戻した。
翌日。
勇者は再び現れた。
草たちは怯えた。
「昨日の者だ…!」
「また来た…!」
「もう終わりだ…!」
三日目。
四日目。
五日目。
勇者は毎日現れた。
その姿は、もはや伝説の開拓者。
近所の人々はそっと見守り、
「すごいね…」
「ありがたいね…」
と囁いた。
そしてついに――
あのジャングルは、
見違えるほど 美しい更地 へと姿を変えた。
草は消え、陽が差し込み、風が通り、
そこには静かな達成感が漂っていた。
勇者は最後に軍手を外し、
空き地を見渡し、
小さくうなずいた。
まるでこう言っているようだった。
「この地は、もう大丈夫だ」
そして勇者は去っていった。
誰に褒められるでもなく、
誰に求められるでもなく、
ただ静かに、使命を果たした者の背中で。
近所の人々はその背中を見て思った。
あれは確かに勇者だった。
